新しい公共の場づくりのためのネットワーク事業の実績と評価
〔事業全体〕
■取組内容の概要と評価
この事業は、県民いきいき活動の促進を目指し、県内各地で活動の核となる団体の育成・拡大を目指して創設された事業。
様々な場面でネットワークの拡大・充実を目指す取り組みが行われ、参加団体間のつながりの強化、参加者の拡大等一定の成果は得られた。しかし、一方でネットワークに参加する団体間の温度差や意見の違い等からくるネットワークの維持・拡大の困難さ、また事業を継続していく難しさなど、いくつか課題も残った。


(図左:新しい公共の場づくりのためのネットワーク事業イメージ、図右:事業実施地域)
〔個別事業〕
■成果
- 事業を進めていく中で、参加者が自発的に動くようになってきた。(チャレンジ9)
- 研修の内容を検討するにあたり、様々な主体が参加して意見交換を行うことによって、充実したプログラムを作成することができた。(チャレンジ10)
- 様々な団体に対して、強い気持ちを持ちながら真摯に呼びかけることで、たくさんの団体が事業に参加してもらうことができた。(チャレンジ12)
- 事業実施前には、各団体がお互いに何をしている団体なのかをほとんど知らなかったが、事業実施によって相互の理解を深めることができた。(チャレンジ10)
- 事業を通じて、多くの仲間(サポーター)と数多くの団体(サークル)が立ち上がった。(チャレンジ11)
■課題
- 参加した団体間の温度差が大きく、意思決定が非常に困難であった。(チャレンジ9)
- 中間支援組織の役割に対して、住民の理解を十分に得ることができなかった。(チャレンジ11)
- 当事業期間は1年間であったが、ネットワークを広げ、中間支援的な役割を果たしていくためにはもう少し時間が必要。(チャレンジ9など)
- ネットワークを広げることも大切だが、現在のネットワークの関係を維持または充実していくことも重要。(事業全体)
- 事業を継続していくためには、やはり活動資金を確保していくことが必要。しまね社会貢献基金の積極的な活用を図っていきたい。(チャレンジ9)
- 事業の趣旨及び要件のハードルが高すぎるという意見もあった。(事業全体)
- 今後、事業で作成した協働に関する冊子を活用して、行政や企業等との協働をいかに進めていくかが課題となる。(チャレンジ10)
〔個別事業(チャレンジ別)〕
チャレンジ9

チャレンジ10

チャレンジ11

チャレンジ12
