令和5年1月より「出雲の山墾り〜竹の焼畑2023」として続きます。活動は9年目へ。
ボランティア情報サイトに掲載しておりますので、そちらをご覧ください。
2022年、たくさんの方に参加いただきました。のべ160名ほどになると思います。
今後ともよろしくお願いいたします。
◉活動内容
1.荒廃竹林の整備……竹の伐採、運搬、消炭づくりなどです。雑木林あるいは草地への転換、または気持よい竹林に生まれ変わらせるためのいろいろ。
2.荒廃林伐開……焼畑(火入れ)のための伐開です。めざすところは野外博物館。10年サイクルで自然がめぐり、風と虫と鳥と牛と人と水が、協調しながらつくる、多様性に満ち満ちた「谷」をつくっていきます。
3.焼畑の準備……今年火入れをする山野の整備。燃える材の伏せ込み(竹や木の枝などを積み増しします)や防火帯づくりなど。
4.火入れ……山に積んだ材に火を放ち延焼させます。きたる2023年は春に1回、夏に1回を予定しています。見学や調査も受け入れています。
5.作物を育てる……育てるというよりは見守ること。焼畑は基本的には畝立てもなにもしません。草をぬいたり、牛が畑に入らないような柵をもうけたり、間引きしたりということ。
6.収獲……実験的な活動ですので、多種多品目栽培です。穀類、野菜類を育てますので、収獲後の脱穀選別調整や料理の試作なども。
7.地域の食文化調査としての、聞き書き調査。
※天候不順の場合、中止または屋内での活動となります。
◉場所
ダムの見える牧場
島根県仁多郡奥出雲町佐白529−1
◉申込・問合せ
森と畑と牛との問合せフォーム、または奥出雲山村塾の申込みフォームからお申し込み・お問い合わせください。返信をもって受付とします。
・奥出雲山村塾の申し込みフォーム(ページの中ほどに記入欄があります)
https://s-orochi.org/public/archives/1514
・森と畑と牛との問合せフォーム
http://s-orochi.org/mhu/contact/
ファックスでも受付ています。
FAXNo. 618-8921-4124
・要記載事項
氏名
住所
本人連絡先と緊急連絡先(家族、学校など)
参加希望日
動機・希望(やりたいこと、できること、できないことなど)
◉参加費
無料
◉持ち物・服装など
※夏季はかなり汗をかきますが、疲れたら木陰でひとやすみ。着替え、タオルはほぼ必須です。
冬季でも動くとけっこう汗をかきます。通常のレインウェア+αを用意して、現地で適宜調整してください。また竹を運んだりすると泥などでかなり汚れます。
手袋(できれば革製。大きめのもので二重にするなどでもOK)などは濡れること前提で複数用意し、ゴム手袋が一組あると役立ちます。
・長袖と頭部を覆うバンダナや帽子、タオル等(肌と頭部が隠れる服装)とレインウェア(雨風をしのげるもの)
・斜面でも滑りにくく歩きやすい靴や長靴
・手袋や軍手など手を保護するもの
・水分補給用水筒やペットボトル等(夏季はおおめに)
・夏期には虫除け(携帯用蚊取り線香、スプレーなど…)。
※以下はある人は持参いただけるとよいです。こちらでも用意はあります)
・ノコギリ、ナタ(モウソウチク、低灌木伐採)
・ヘルメット
◉主催
森と畑と牛と/奥出雲山村塾/里山管理研究会
◉山墾りとは
やまはり、と読みます。荒廃した山野を切り開くこと。開墾の墾をはるとよむのです。万葉集の時代にまでさかのぼる古語ではありますが、今の時代にあっても身に染み入るような語感を有しています。
「開墾は藪を刈り払って墾す(はらす)時に……」とは、吉野せい『洟をたらした神』に収められた「春」の一節。はるとは、払、遙、原、そして春の語幹となっているように、はらいのけてはるかみわたせるようにすることの義をもちます。