樹冠とは樹木のてっぺんのこと。私たちは森と上手につきあってきた昔の日本人の智恵をもういちど学び、暮らしを見つめなおす運動をしているグループです。江津市をはじめ、島根県西部・江の川流域を中心に活動しています。
団体結成のきっかけは、「郷蔵普請」です。(2010~2013年、島根県江津市桜江町の登録有形文化財「中村家旧郷蔵」(江戸時代、年貢米や飢饉の時の食料を保存する公の施設であった蔵)を、地域の自然素材だけで建てられた蔵を昔ながらの方法で改修して、自然の摂理に沿った先人の知恵や高齢者の経験知を伝達、伝統的建築技術を伝承しました)
2013年以降は、地域住民や子供たちを対象に森林教室を開催しています。さらに、郷蔵普請から学んだ竹の有用性を現在に生かすべく、荒廃竹林の整備と竹の有効活用を目指した事業に取り組んでいます。
県内
自然豊かな江の川流域で、山林にある自然の恵みを生かす暮らしの知恵を古文書や高齢者の経験から探り、生活に取り入れる方法を研究、提案していく。自然の摂理に沿うことで、便利快適を求める現代が忘れてしまった「待つこと」「備えること」を学び、森林荒廃の解決と里山の環境保全、野生動物にも人にも暮らしやすい地域づくりを目指す。
1 自然活用の知恵を学ぶための教室、森林に親しむための森林教室の開催。
2 樹冠ネットワークの活動を紹介する情報誌を年数回発行する。
3 森林を中心とした地域資源を活用する知恵の発掘、研究、現代生活への提案。
4 先達の知恵の見学会を開催し、人的交流を促進する。
樹冠ネットワークでは、これまで頻繁に森林教室を開催し、お年寄りから幼稚園児までたくさんの人々に森林の恩恵とその大切さについて分かり易く伝えてきました。
元林野庁森林官の代表を中心に、江の川流域の森林に関する様々な関係者と交流を持ってきました。私たちの森林に対する熱い思いに共感する人々の中には、UIターン者もおり、林業に関する相談に応じることも増えてきました。
2010年~2013年 郷蔵普請
2014年~ 竹林整備事業「竹取のかぐや」
2017年~ 竹林整備事業「Bamboo Innovatipn Project」
2011年~ みーもの森づくり事業、みーもスクール
2014年から荒廃竹林の整備に取り組んできました。竹を邪魔者扱いするのではなく、持続可能な自然として有効活用する様々な方法を試してきました。
急斜面に生い茂る荒廃竹林は国土保全のために全伐しますが、5年間の経験から、竹林との共存を目指すように方向を定めました。「美味しく食べて竹林整備」純国産メンマプ作りを推進しています。
純国産メンマづくりの確立とメンマ販売の利益を竹林整備にあて、助成金に頼らない地域づくり
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