イベント・講座情報詳細

環境保全活動報告

大東町山王寺の里山ハウスにて
宍道湖岸一斉清掃に参加
松江市のごみ処理施設を見学
志々公民館で「環境出前講座」を実施

開催期間

2018/11/29 - 2018/11/29

募集期間

随時

内容

くにびきエコクラブの活動状況を紹介します。

【活動1】大東町山王寺の棚田と里山ハウスを視察
 7月26日、当クラブの環境施設体験学習として、「日本の棚田百選」に選ばれたことで知られる雲南市大東町山王寺を訪れました。会員参加者16名。
山王寺では棚田の景観を楽しむとともに、同地区で棚田保全と地域資源を活用した六次産業化に取り組む非営利団体「里山笑学校」(代表:多久和 厚)の活動を視察しました。
 同団体では、担い手不足で増えつつある休耕田対策に、転作作物として“真菰(まこも)”(縄文時代に遡る成育の歴史が遺跡から裏付けられているイネ科大型多年草)に注目。作りやすいうえに多様な利用法で付加価値が付けやすいことから、真菰の無農薬栽培と茎・葉を利用したお茶等の商品化に取り組み、地域おこしの道を探っています。多久和代表はまた、太陽光・風力・薪・竹など再生可能エネルギー源だけを利用した持続可能な暮らし方を実証する「里山ハウス」を建設し、その家で夫人と共に究極のエコ生活を実践しています。
 こうした活動について詳しく話を聞くとともに、真菰栽培地や里山ハウスを実際に見学しました。 

【活動2】花火大会翌日の宍道湖岸一斉清掃に参加
 松江水郷祭花火大会翌日の8月5日早朝、宍道湖岸の末次・白潟公園など一帯で、企業・団体・地域から約900人が参加して一斉清掃が行われました。当クラブからも15名が参加しました。
 花火鑑賞後の“ゴミ持ち帰り”が市民のマナーとして定着しつつあるせいか、放置ゴミは年々減少傾向にあり、主催者発表によれば、今年の一斉清掃による回収ゴミ総量は3,900kgで昨年より1,000kg減少しました。

【活動3】松江市のごみ処理施設を見学
 当クラブでは松江市における“ごみ”の実情と“ごみ処理”の仕組みについて理解を深めるため、9月27日、市のごみ燃焼処理施設「エコクリーン松江」と資源ごみ中間処理施設「西持田リサイクルプラザ」を見学しました。会員参加者16名。
 2011年に操業開始したエコクリーン松江は、溶融物の再資源化、クリーンな排ガスなど環境対策、エネルギーの有効利用といった特長を備えた施設で、今回の見学では、ごみ投入ピットから溶融炉、中央制御室、スラグ貯留場まで一連の処理工程の設備と稼働の様子を見て回りました。 
 次に訪れた西持田リサイクルプラザは、資源ごみとして分別されたペットボトル、缶類、ガラスびんを収集し、そのうちペットボトルは圧縮梱包、缶類はスチール缶とアルミ缶に選別・圧縮形成、ガラスびんは無色・茶色・その他の色に選別・粉砕し、資源の再利用が行われやすい形に処理する施設です。これらの資源は事業者に搬出され、再活用・再商品化に供されます。こうした資源ごみの処理体系を、研修室での講義と作業ラインの見学をとおして学びました。

【活動4】志々公民館で「環境出前講座」を実施
 11月8日、会員23名が参加して、飯石郡飯南町の志々公民館において飯南町老人クラブ連合会会員と志々小学校児童など約120人を対象に、「環境出前講座」を実施しました。
 第一部では環境創作劇「宍道湖の夜明け」を上演し、会場からはたびたび笑い声や拍手が起こるなど、おおむね共感をもって鑑賞されました。第二部では、身近な温暖化抑制方策として掲げる「節電」「完食」「マイカー抑制」「ごみ減らし」について、解説と意見交換を行いました。会場からは、温室効果ガス排出削減の国際的取り組みにおける航空分野の対策の重要性を指摘する意見などが出ました。

開催方法

対面のみ

開催地

松江市 出雲市 安来市 雲南市 奥出雲町

分野

子ども 青少年 高齢者 教育・学習支援 食・産業、漁業、林業 地域・まちづくり 環境・エコロジー 消費者保護 市民活動団体の支援

未登録

登録日時

2018年11月29日 19時59分

更新日時

2018年11月29日 19時59分