クラウドファンディング情報詳細

築120年の古民家再生!@心のふるさと奥出雲 追谷 (追谷活性化協議会「ぼくらの学校」)

築120年の古民家 秋鹿屋(あいかや)
秋鹿屋二階の様子
片船底型の天井
高台に位置する古民家 秋鹿屋

現在のご支援

363,000円

目標額: 4,000,000円

募集終了

募集期間: 2022/08/01 - 2022/09/01

募集を締め切りました。

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事業の概要

神話やたたらの歴史、中山間地域ならではの恵まれた自然環境が揃う、心のふるさととも思える奥出雲追谷。そこにあるたたら操業に携わったふいご職人の家だった築120年の古民家を、来訪者の滞在場所、地元住民との交流場所として使用できるように改修を行います。
大家さんに借り受けてから、片付け、不用品の撤去、台所の天井と壁の塗装、1階居室床の張替えなどを実施してきました。ここから先の部分は専門業者さんにお願いをしないといけない場所のみとなり、素人ではこれ以上改修を進めていくことができない状況となりました。たくさんの方のご支援をもとに、ワークショップの開催を織り込みながら専門家の方々と共に改修を進めていきます。来年春には皆様にお越し頂けるよう、雪で閉ざされる前に改修工事完了を目指します。

はじめに・ご挨拶

文化的景観 追谷の棚田.jpg 377KB

 こんにちは!追谷活性化協議会「ぼくらの学校」です。
ヤマタノオロチ伝説の舞台である島根県奥出雲町追谷地区で、米作りの達人たちと、「誰かの笑顔のために」が理念の米子市が拠点の任意団体 楽笑本舗(らくしょうほんぽ)が一緒になって活動している団体です。
4年前、別のイベントで追谷の方に米作りについてインタビューをした際に「遊びにおいでよ」と声をかけてもらいました。行ってみると、美味しい空気や水、鳥のさえずりや川のせせらぎなど自然がいっぱい。そして極めつけに美味しいお米。「すごーい!素敵な環境ですね」とお伝えすると、「ここに住んでいるとそれが当たり前で、何がいいのかわからん」の返事。「なんてもったいない!米子から人を連れて来るけん、田植えをさせてください!」という会話が一緒に活動を始めるきっかけとなりました。 かつて栄えたたたら操業から生まれた美しい棚田と神話が息づく神秘的な場所を、地区内外のメンバーが一緒になってPRし活動することで関係人口の創出と地区の活性化を目指しています。
ぼくらの学校LINE公式アカウント         楽笑本舗HP
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この事業で実現したいこと

 改修する古民家秋鹿屋(あいかや)は、かつて松江藩お抱え鉄師卜藏家(ぼくらけ)が栄えた頃、たたらに風を送る「ふいご」職人として、現在の島根県松江市秋鹿町から大工の一家が移り住み、建てたといわれる築120年の古民家です。当時としては珍しい二階建てで、片船底型の天井など珍しい造りがそのまま残る貴重な建物です。たたらの職人たちが使ったと思われる木に漆を塗ったの食器や膳、炭をいれて使ったと思われる木桶風呂、当主が作った「ふいご」などがこの古民家からそのままの状態で出てきました。
二階は木戸が全開でき、四季折々の追谷の自然を楽しむことができます。あえて暗めの照明が灯る古民家の中から見るその風景は、まるでそこだけ風景を切り抜いたようです。裏の木戸を開けると、船通山からの心地よい風が優しく私たちを包んでくれるとても素敵な特別の場所です。ここでのコーヒーは最高! 居心地がよいあまり「カフェにするのであれば日本一回転の悪いカフェのうたい文句がいい」と言われたほどです。

秋鹿屋に残されたお宝.jpg 95.3KB

この素晴らしい環境の中にある歴史的建造物 古民家秋鹿屋が、もっと安心して安全に使える場所として生まれ変われば、地区内外からお越しになる方々にその歴史をお伝えしながら様々な形で利用いて頂くことが出来るようになります。
米作り体験や、たたらの灯イベントに使用するペット蛍の整備、草刈など、体験や応援、ボランテァにお越しくださった方に食事の提供場所や休憩場所として。地区内外のメンバーの交流場所として。カフェにすれば住民の皆さんも気軽に立ち寄りやすくなります。今まで以上にたくさんの方との接点を持つことが出来るようになります。接点が増えれば笑顔も増えます! 笑顔は新しいアイデアを生み、私たちの大切な心のふるさと追谷の未来へと繋がります♦♫♦*゚¨゚·*:..。

事業を行おうと思った理由

今まで片付けや小さな改修を進めてきたが、思った以上に傷みが激しく、本格的な改修が必要な状況です。改修を終わらせないことには「どうぞお越しください」とは言えず、いらしても滞在時間が短いため、追谷の良さを伝えきることができず、ファンやリピーターの定着や関係人口の創出に歯止めがかかった状態です。
また地区外のメンバーは、片道約50キロの道のりを行き来しており、地区での十分な活動ができない状況と負担が続いています。活動そのものを充実させ次の段階に進めるために改修は不可欠です。更にコロナ感染の拡大により何もできない状況が続き収入に繋がる活動が出来ず、現在団体に改修を行うお金はありません。
今までの改修.jpg 138KB


私たちがクラウドファンディングをしようと思った、もうひとつの理由があります。
私たちが古民家の改修を始めたころから、興味をもって応援してくださる方々はたくさんいますが、実際に様々な理由でお越しになれない方がいらっしゃいます。先日もある方に「何か私にお手伝いすることはありませんか」とお声がけを頂きました。古民家改修は私たちだけで行うものではなく、できるだけたくさんの方に、あらゆる方法で携わって頂くことこそが、ファンやリピーターの定着や関係人口の創出に繋がり、心のふるさと奥出雲追谷として、地区の活性化になるのではないかと気づきました。

追谷は、現代人が忘れかけた大切なものを思い出させてくれる特別な場所です。そんな素敵な場所の古民家改修を、よりたくさんの方の思いが結集したものとして、ぜひとも実行し完成させたいと思い事業を行うことを決めました。

これまでの活動

・田植え、稲刈り、ハデ干しなどの米作り体験
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・住民総出のたたらの灯イベントの手伝、企画・広報・出演依頼
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・たたらの灯に使用するペット蛍の整備
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・夏のボランテァ活動をする高校の受入れ(鳥取県立米子西高校・同境高校)
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ぼくらの学校LINE公式アカウントの立上げと情報発信
・地区内用広報「ぼくらの学校通信」作成と配布
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・古民家秋鹿屋改修作業
床の張替え
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大地再生による水脈改修工事と周辺整備
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二階不用品の撤去と片付け 頂いた中古ホーロー流台への交換と 台所の天井と壁の塗装
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その他東側壁の張替え など

資金の使い道

今回皆様からのご支援で改修を予定している内容です


資金の使い道.png 386KB
【お手洗い改修 170万円 】
一旦簡易水洗に変更する工事を行いました。ところが便槽の痛みがじわじわと現れ、今年になって崩壊する恐れもあることがわかりました。一度行ったお手洗いの工事ですが事故が起こってはいけません。環境を守るために排水を下水道に接続することにしたため、思い切ってお手洗いも水洗に変更することにしました。この工事に伴い基礎部分の解体工事も含まれ、まとまった金額になってしまいますが、安心安全のためにしておかねばならない改修工事です。
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【お風呂の改修 185万円 】
風呂釜の底が抜けて使えないお風呂の改修は、次の機会にと考えていました。しかし田植えを行う5月上旬の奥出雲は水温がまだまだ低い状態です。田植え体験にやってきた小さなお子さんが田んぼで泥んこになった時に、やはり安心してキレイになれる場所が必要です。後回しにすることが出来ないと判断し一緒に改修工事を決めました。
薪で沸かす五右衛門風呂にしたかったのですが、もっとお金がかかります。昔使った木桶風呂もあるので、ご希望の方にはオプションでそちらを体験して頂きます。ユニットバス設置の際、一部基礎部分の解体が必要になりますが、以前使用されていたアスベストを含む煙突も撤去してもらえるので、今後も安心して使っていくことができます。
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借受けて3年目の春のことです。簡易水洗の工事の最中に「水がでません!」と業者さんから電話がかかってきました。なんとこの古民家の中の上水道はお手洗い前のみであることが発覚! お風呂や台所は裏に井戸を掘ってくみ上げていたことが、お隣のおじさんからこの時初めてもたらされました。
\(◎o◎)/! 今回の工事が終わると台所に上水道が通り、タンクに水を汲んで台所まで運ぶ作業から解放されることになります。
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【二階床の強化と一部天井改修 10万円 】
もとの状態の物に増築された部分の板は、昔のしっかりした板ではありません。しかも以前手が入ってからかなりの年月が経っているため、一部下が見えて落ちそうな状況になっています。
二階には操業当時使われていた夜食用膳をはじめ、木に漆(うるし)をぬったお椀、そしてふいご職人がつくった鞴(ふいご)など貴重な資料があります。お越し頂いたみなさんにたたらの歴史をお伝えする大切な場所。二階は古民家秋鹿屋の一番大切な場所です。しっかり足場を固めて、みなさんに安心してご覧いただける場所にしないといけません。以前あったハチの巣から落ちた蜜で朽ちた天井部分を一緒に改修します。
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【雨樋の付替え 25万円 】
奥出雲の中でも積雪が多い追谷。屋根からの雪づりや経年劣化により、現在雨樋は機能していません。
雨樋を直すことで更なる湿気対策と、お隣へ流れ込む雨水を軽減することができます。

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【倉庫の撤去 ほか 10万円 】
古民家の前に農機具、雪囲いのパーツ、先代のスクラップなどが入った倉庫があります。これがなくなると・・・。
①駐車スペースが広くなり、ご年配の方にも高台にある古民家に来て頂くことが出来るようになります!
②木桶風呂などの外での体験やイベントがしやすくなります!
③なんといっても二階からの見晴らしが抜群によくなります!

倉庫の位置.JPG 1.52MB
農機具や雪囲いのパーツは、先日床張に参加してくださった方にペンキを塗って頂いたお勝手口を倉庫代わりに。
先代のスクラップは昭和を語る貴重な資料として、二階で展示することにしました。そのほか、床の間の畳入れ、壊れて閉まらないお勝手口のドアの付替え、一階窓に網戸設置などを予定しています。

倉庫撤去.jpg 173KB

雨樋の付替えで足場を組んだ際、二階部分の雨戸を含む木材部分とトタン部分の塗装ワークショップを予定しています。腐食進行をとめ見栄えの良さを保つことが一番の目的ですが、少しでもたくさんの方にこの改修にかかわって頂き、一緒に喜びを分かち合いたい♪ と思っています。ご案内の際は、工事の進捗状況も兼ねてぜひご参加ください。

実施スケジュール

⑦実施スケジュール
6~7月:準備 
8月:資金集め
9月:改修工事開始
 ペンキ塗りなどはワークショップとして参加者を募り開催
10月:使えるようになった部分を利用した一部使用開始
12月:全改修終了予定

最後に(アピールポイント等)

このクラウドファンディングは、税制優遇されますが返戻品はありません。しかしご支援頂いた皆様方に、やはりなにかしらのお返しがしたい! 微力ながら古民家の中にネームボードを作成しご支援頂いた皆様全員のお名前を掲載させて頂きます。また、できる限りお越しになりやすい形で、オープニングイベントへのご招待を検討しています。ぜひ皆様のお力添えで改修が終わった古民家秋鹿屋にお越しください♪

とても貴重な貴重な建物にもかかわらず、現在県外にお住いの家主さんは、もう壊してしまおうかとも考えていたそうです。私たちが使いたいと申し出たことで、「この家を壊さずにすんだ。この家を地域活性化のために使って頂けるなら本当にありがたい」と言って喜んでくださいました。 今回の改修を行うために、見積もりをしてくださった業者さんの中に、偶然にも家主さんの同級生の大工さんがいらっしゃいます。まるでこの古民家がこの大工さんに改修をしてもらいたいと呼び寄せたような気がします。 改修をご寄付頂いた皆さんと大工さんたちと一緒に成し遂げ、この古民家秋鹿屋で私たちが活性化のために楽しく活動している姿、たくさんの笑顔が集う様子を、ぜひ家主さんに見に帰ってきて頂きたいと思っています。

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資料

地域

奥出雲町

大分野

農山漁村又は中山間地域の振興 にぎわいのある地域づくり

追谷活性化協議会「ぼくらの学校」(おいだにかっせいかきょうぎかい ぼくらのがっこう)

アピールポイント

あふれる自然の中で土に触れ、あたたかい地区の人たちに触れ合うことで、忙しい現代人が忘れた大切なものを、思い出してもらうことができます。
「ぼくらの学校」に参加して、あなたの心のふるさとを作ってください。

活動場所

奥出雲町~鳥取県米子市

活動分野

子ども 青少年 高齢者 教育・学習支援 地域・まちづくり 農山漁村・中山間

団体の目的

協議会「ぼくらの学校」が中心となり、各地から評価の高い100%追谷産仁多米と歴史ある棚田の景観を守り、米作りを体験してもらうことで、地区内外の方の交流する機会を増やし、地区の活性化と、お互いのとっての心のふるさとになる事をめざしています。

団体の活動・業務

米作り体験の受入れ・ボランティア活動の受入れ・地区のPR

設立以来の主な活動実績

田植え体験・案山子作りボランティアの受入れ

現在特に力を入れていること

おいしい空気・きれいな水・美しい歴史ある棚田の景観・伝統行事の保存とRP活動 来訪者との積極的な関わり

今後の活動の方向性・ビジョン

現在は田んぼに関わる体験のみであるが、将来的にはその他の自然体験や研修の受入れが出来る体制を取り、山陰として都市部からの受入れ体制を強化する。

基本情報

所在地
奥出雲町
公開範囲
インターネット上で公開
団体属性
ボランティア団体
代表者役職
校長
代表者氏名
卜藏秀夫 (ぼくら ひでお)
事務局役職
未登録
事務局氏名
山本 博美 (やまもと ひろみ)
郵便番号
〒699-1801
住所
島根県仁多郡奥出雲町竹崎875-2
電話番号
090-9460-1935
FAX番号
未登録
ホームページ
https://rakusho-h.amebaownd.com/
メールアドレス
rakusho.honpo@gmail.com
設立日
2019年04月01日
会員種別/会員/数
団体メンバー10人
URL
未登録
待望の床が出現

築120年の古民家再生!@心のふるさと奥出雲追谷 床張の巻 活動報告をもっと見る

古民家秋鹿屋(あいかや)の一階床下が朽ちてしまっていたので、2年前の7月に床を全部落としました。その後コロナ感染拡大や湿気対策のため床張作業が出来ずにいましたが、今年7月2年越しの床張作業を行うことが出来ました。仕上げはまだまだですが、2日の作業で何もなかった場所に床が出現したことにとても感動しました!

床を落としてみると、降雨のあと大きな水たまりができることがわかりました。このままでは床を張ることはできないと苦慮していたところ、大地再生をお仕事にしていた方に出会うことが出来たのです。山際に溝を掘り山からの水を横の谷へ流れるようにする作業や、周辺の環境整備(水脈や大気の流れを考えた整備の仕方)をご指導いただきました。その結果水たまりは出来なくなり、湿気問題は大きく改善されました!
今後裏山の竹藪の整備をし、切り出した竹で炭を作って床下にまくことで、更に湿気対策を強化する予定です。

今まで片付けや小さな改修を進めてきましたが、そのたびに「また一歩前進できた!」と心の中に音符♪が踊ります。そんな地道な改修作業の中でも、この床張はとても大きな喜びであり、次の一歩に希望に繋がりました。