古民家秋鹿屋(あいかや)の一階床下が朽ちてしまっていたので、2年前の7月に床を全部落としました。その後コロナ感染拡大や湿気対策のため床張作業が出来ずにいましたが、今年7月2年越しの床張作業を行うことが出来ました。仕上げはまだまだですが、2日の作業で何もなかった場所に床が出現したことにとても感動しました!
床を落としてみると、降雨のあと大きな水たまりができることがわかりました。このままでは床を張ることはできないと苦慮していたところ、大地再生をお仕事にしていた方に出会うことが出来たのです。山際に溝を掘り山からの水を横の谷へ流れるようにする作業や、周辺の環境整備(水脈や大気の流れを考えた整備の仕方)をご指導いただきました。その結果水たまりは出来なくなり、湿気問題は大きく改善されました!
今後裏山の竹藪の整備をし、切り出した竹で炭を作って床下にまくことで、更に湿気対策を強化する予定です。
今まで片付けや小さな改修を進めてきましたが、そのたびに「また一歩前進できた!」と心の中に音符♪が踊ります。そんな地道な改修作業の中でも、この床張はとても大きな喜びであり、次の一歩に希望に繋がりました。