資金調達についてのQ&A

質問

■ Q1
当面の運営費として、会費以外に、助成金、クラウドファンディング等検討しており、全体的な資金に関して相談したいです。

■ Q2
しまね社会貢献基金のクラウドファンディングにおける効果的な実施・運営等について助言がほしいです。

 

回答

■ Q1
当面の運営費として、会費以外に、助成金、クラウドファンディング等検討しており、全体的な資金に関して相談したいです。

■ A1
まず団体の将来ビジョンがあり、その説明をしっかりした上で、資金に関する現状と理想のギャップを埋めていく必要があります。NPO法人の収益源は、①会費、②寄付③事業収益、④助成金、⑤委託、⑥融資の6つ。
会費は単価は少額だが継続性が高く、お金以外の支援も期待でき、ここをじっくり増やしていくことが重要。寄付にはクラウドファンディング等も含まれ、団体の活動全般や、事業やイベントに対応したものなど幅広いです。助成金は、初期段階での利用等は可能性がありますが、継続して利用はできないため、他の収益源と複数の足で立つことを考える必要があります。また、事業費に関しては適した助成金が見つかる場合がありますが、管理費部分にあてられる助成金はほぼありません。金融機関からの融資を受ける場合には収益事業が必要となる場合があります。

■ Q2
しまね社会貢献基金のクラウドファンディングにおける効果的な実施・運営等について助言がほしいです。

■ A2
クラウドファンディングは平日に支援金が入ることが多いため、できるだけ早期に盛り上がりをつくっていく必要があります。緊急性(いつまでにこれをしないと、これができない等)やメッセージ性を練っていくことも大切。クラウドファンディングのテキストはどこで・誰が・何をするのかを分かりやすく記載し、特徴や、参加した人の声を入れる等して訴求していくことも大切。チラシを作成する際には、税制優遇により、一人当たりの負担は実質2,000円ですむことを上手に説明することで、寄付単価のアップを狙えます。アンバサダー制度を設け、30,000円以上の寄付者に名刺を配るなど、工夫している事例もあります。