『ビリーブ・イン・ミー』では、劇中劇として
小泉八雲の怪談「むじな」「耳なし芳一」「雪女」を子どもたちが演じます。
島根の分校を舞台にしたストーリーと怪談が重なり合い、
主人公の心の揺れが浮かび上がっていきます。
八雲の思いが根付く松江で、地域の文学に触れることは、創作の大切な一部になっています。
出演者には、まず自分で八雲の怪談を読んでみるように伝えました。
子どもたちはそれぞれのペースで作品に向き合い、「読む」ことが「演じる」ことにつながる最初の一歩となりました。
その流れで、松江市・松江市教育委員会・八雲会が共催する
「小泉八雲をよむ」感想文・詩コンクールに、出演者全員で応募しました。
読むだけでなく、自分の言葉で表現する経験は、ミュージカルづくりとも自然に重なりました。
その中から、入賞者が生まれました。
子どもたちが作品と向き合った時間が形になったことが、とても嬉しい出来事でした。
また、読書感想文に取り組むお姉ちゃんの姿を見て、
「自分も書いてみたい」と妹さんも挑戦してくれるなど、
学びが家庭にも広がる温かい連鎖も生まれました。
地域の文学が、子どもたちの日常に自然と入り込んでいく光景でもありました。
こうした学びの機会を子どもたちが持てているのは、
日頃から応援してくださる皆さまのおかげです。
地域の文化に触れながら創作に取り組む子どもたちの歩みを、これからも大切に育んでいきます。