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環境施設見学会 日本銀行松江支店を訪ねて

日本銀行松江支店 外観
お札の裁断片で出来た椅子に座って(1)
お札の裁断片で出来た椅子に座って(2)

公開期間

未設定

報告内容


 私たちくにびきエコクラブは、様々なエコ活動が大きな経済循環の中で行われていることを考え、このたび我が国の中央銀行である日本銀行について学ぶ機会を持ちました。9月5日(木)に、日本銀行松江支店を訪問しました。

 当日は晴天に恵まれ、午前9時45分には向学心旺盛な会員とその友人を加えた16名が同行駐車場に集合し、午前10時の入館を待ちました。駐車場の守衛さんがとても親切で、談笑しているうちに定刻となり、待ち受けていた女性職員の案内で入館しました。

 入館時には厳重な手荷物検査が行われ、その後入館許可証を着けて2階の説明会場に入りました。会場では、まず「日本銀行の機能と役割」について、モニタやパンフレットを元に30分間の説明がありました。日銀の役割として、①お札(日本銀行券)の発行、②物価の安定、③金融システムの安定が挙げられ、特に「お札の発行」について詳細な説明がありました。
新札のより精巧な印刷技術に基づく偽造防止策や、傷んだお札の引き換え方法などはとても興味深く、各自が持参した新または旧千円札の鑑定を楽しむことができました。

 その後の講話は、「山陰の金融経済動向」というテーマで、地域経済に密接した調査報告が行われました。身近な景気判断や個人消費についての貴重な内容でした。約30分の映像を含めた講話を聴講した後、別室に案内されました。全館内でこの部屋だけ撮影が可能でした。
ここでは、紙幣としての役割を終え、裁断された1万円札を使って作られた超豪華な応接椅子などが展示されており、座ることもできました。お札に自分の顔を入れて撮影したり、札束や硬貨の袋の重さを体験したりすることができ、笑いと驚嘆が絶えない時間を過ごしました。

 別室を退出した後、私たちは一旦館外に出て、支店営業用玄関から再入館しました。窓口での様子や役割、勤務内容などの説明を受けて、全ての日程を終えました。
見学前は「堅い」印象を持っていた日本銀行ですが、見学後は職員との和やかな交流もあり、「重要なところだけど親しみやすい場所」という印象に変わりました。とても有意義な見学会でした。(記:大石 みさを) 

登録日時

2024年09月30日 17時28分

更新日時

2024年09月30日 17時30分