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松江市「海ごみゼロ宣言」対応の活動報告

① 水郷祭早朝清掃参加者とごみの回収.JPG
② まつえ海ごみゼロ大作戦in美保関参加者.JPG
③ 野波海岸漂着ごみ回収作業参加者とプラごみ回収.JPG
④ 古浦海岸漂着ごみ回収作業参加者.JPG

公開期間

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報告内容

 松江市は島根半島宍道湖・中海ジオパークをはじめとした豊かな自然環境があるほか、宍道湖や中海に囲まれ、水の都として市民から親しまれています。しかし、海岸線には国内外のごみが漂着するなど、環境美化が課題になっています。
 また、深刻化する海洋ごみ(プラごみ)問題などの背景を受け、一般社団法人「海と日本プロジェクトinしまね」と「松江市」は今年度より連携し、海ごみゼロに向けたイベント、教育、ごみ拾い、調査など様々な事業に取り組むことになり、6月2日午後1時から松江市役所本庁舎前で、海ごみゼロ宣言懸垂幕の掲揚式が開催されました。
 松江市「海ごみゼロ宣言」に伴い、くにびきエコクラブの参加活動は次のとおり。

1.「水郷祭早朝清掃」令和5年8月6日(日) 参加者5名
 8月6日(日)朝6時から松江水郷祭湖上花火大会後の早朝清掃に参加しました。
8月5・6日の両日に開催された水郷祭では、4年ぶりにイベントや屋台・飲食の解禁、有料観覧席も拡大され、2日間で2万発の打ち上げ花火は過去最多で、今年の人出は65万人で昨年の40万人を大きく上回りました。
 水郷祭の翌朝に行われた恒例の清掃活動には、今年も企業や団体などたくさんのボランティアで、公園や道路、湖岸などのごみはあっという間に片付けられました。

2.「まつえ海ごみゼロ大作戦in 美保関」 令和5年8月19日(土) 参加者1名
 美保関町片江で開催された「まつえ海ごみゼロ大作戦in美保関」に参加しました。
この活動は、中海・宍道湖・大山圏域市長会主催の「子ども探検スクール」の一環で、参加者は海岸清掃をした後、小学生親子を対象に、島根大学の松本一郎教授を講師に迎え「環境学習会」が行われました。
 海岸清掃では、まつえ環境市民会議会員、地元民、松本教授と「子ども探検スクール」に参加した小学生親子で、海岸に流れ着いたプラスチックごみや漁具などを拾い、猛暑の中でしたが、たくさんの漂着ごみを回収しました。
 清掃活動後は「子ども探検スクール」参加親子は、片江ふれあい会館に場所を移し、松本教授から海岸清掃の振り返りや漂着ごみの問題などを学んでいました。

3.「野波海岸漂着ごみ回収作業」令和5年9月16日(土) 参加者6名
 環境省・日本財団 秋の海ごみゼロウィーク(9/16~9/24) の開催初日にあわせ、今日大きな環境問題となっている海岸漂着ごみの現状を知ることと、海岸の環境保全を目的に、昨年に引き続き 島根町野波海岸で漂着ごみの回収作業を行いました。
 海岸漂着ごみの種類や量は、天候や諸条件が作用することから毎回大きく異なります。今回は、地元住民による清掃活動後であったためか大型ごみは見受けられませんでしたが、海草類がたくさん打ち上げられ、その下には細く砕け散ったプラスチックや発泡スチロールが無数にみられました。このプラスチック類を中心に回収に当たり 約1時間の作業で、45リットルごみ袋に6袋を回収することができました。

追記:今回の作業は、島根県環境政策課が参加者を募集している「しまエコ実践活動」にも合致していることから、活動報告を提出しました。
   https://www.pref.shimane.lg.jp/infra/kankyo/kankyo/kankyo_sougou/shimaeco_jissen/report2023autumn.html

4.「古浦海岸漂着ごみ回収作業」令和5年10月7日(土) 参加者8名(内3名は会員の家族)
 鹿島町古浦海岸で漂着ごみ回収作業に参加しました。
毎月第1土曜日に古浦海岸の清掃を行っている地元の団体「はまひるがお」さんと一緒に、海岸の漂着ごみ回収作業を行いました。
 海岸には多くのごみがありましたが、何といっても多いのがプラスチック製ごみで、漁具、ロープ、使い捨て容器包装、園芸用品など多種多様。砂を掘ると、紫外線や波の影響で劣化し小片化していったプラスチックの破片が星くずのように出てきます。
 プラスチックは自然分解されず半永久的に残るため、鳥や海洋生物による誤飲により生態系に悪影響を及ぼします。それを防ごうと、砂浜で微細なプラスチック片を回収しようとしても現実的には不可能で、結局は日常生活でプラスチックの使用を極力減らすしかないと再認識しました。

(記:北垣 幸久)

資料

登録日時

2023年10月13日 21時40分

更新日時

2023年10月13日 21時40分