8月 29 日 (月)、松江市の総合福祉センターで「福祉教育実践研修会」を開催しました。
「福祉教育」というと学校などで行う車椅子体験等が浮かぶ方も多いかと思います。ただ、「福祉」は、「“ふ”だんの“く”らしの“し”あわせ」の意味があり、「一人ひとり、誰もが幸せに暮らしていくための方法」を考えることが必要なのです。今回の研修会では、社協の職員のほか、学校関係者、NPO法人等、様々な方にご参加いただき、そうした「福祉教育」を行うための方法について、演習を交えながら学びました。
講師には島根県福祉教育推進協議会の副委員長である田原 秀樹先生をお迎えして、福祉の基礎的な知識から、ヤングケアラー、生理の貧困、インクルーシブ教育等、最近ニュースでも取り上げられているような課題についても学びました。
アンケートでは、「幅広い視野を持って福祉教育や社会について考える必要があると感じた」、「大人にも当事者意識が必要であると思いました」、等の意見がありました。上記のような課題も「その人が困っていて大変」ではなく、「自分にもできることはあるかな?」と、「我がこと」として捉えることが福祉の第一歩になります。その一歩の大切さについて再認識できる機会となりました。