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漂着ごみ回収(野波海岸)作業を行いました!

参加者33名
作業の様子
親子で参加(会員の娘さんとそのお子さん)
こんなとこにもごみが!

公開期間

未設定

報告内容

 くにびきエコクラブは、日常的に地球温暖化抑制、節電や石油消費抑制、食べものを大切に、ごみ減らし等の「環境改善活動」を推進中のところ 「春の海ごみゼロウイーク (5/30~ 6/8)」 にあわせ、今日大きな環境問題となっている海岸漂着ごみの現状を知ることと、海岸の環境保全を目的に、5月30日(日)(ごみゼロの日)に島根町野波海岸で漂着ごみの回収作業を行いました。

 作業には、会員とその家族、くにびき学園同窓ネットワークの会員、地元住民あわせて33名が参集。
 梅雨に入り、風の強い日があったためか波打ち際には流木や材木が目立ちましたが、何と言っても多いのがプラスチック製ごみで、漁具、ロープ、使い捨て容器包装、ペットボトル、園芸用品など多種多様。砂を掘ると、紫外線や波の影響で劣化し小片化していったプラスチックの破片も多く出てきます。

 お店でもらったレジ袋、ペットボトル、たばこのフイルター、街中でなにげなくポイ捨てされた「ごみ」。この街中で捨てられた「ごみ」が辿り着く場所、 そこは・・・ 「海」
 
 街中で捨てられた「ごみ」は風に飛ばされ、雨水と一緒に排水溝などを伝って川へ流れこみます。川へ流れ込んだ「ごみ」は、川の流れによってやがて海に辿り着くのです。

 海に辿り着いたプラスチックのごみは、波や紫外線の影響を受けてボロボロになっていきます。ボロボロになった「プラスチックごみ」は小さく細くなり(マイクロプラスチック)、無くなることなく海を漂います。
 
 それらを小魚や貝、プランクトンまでもが 餌と間違えて食べてしまうのです。食物連鎖により、日本人一人当たり一週間に5グラム(クレジットカード1枚分)のプラスチックを摂取しているという調査結果もあります。

 プラスチックは、軽くて便利に使える反面、世界的に深刻な海洋汚染や生態系への悪影響を引き起こしています。また、プラスチックごみを焼却するとその原料が石油であるため、地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)を大量に発生させることになります。
 
 これらを防ぐために私たちに出来ることは、日常生活においてプラスチックの使用を極力減らしていくしかありません。例えば、ペットボトルの利用を控えマイボトルを利用する、レジ袋を断りマイバッグ持参を習慣化する、過剰包装を断るなど身近なことからの取り組みが必要となります。

 はじめて「漂着ごみ回収作業」に参加者の一人は、プラスチックごみの多さに本当に驚いた!
 何気なくもらっているレジ袋や過剰包装された買い物、松江市の「4つのRでごみ減量」をもう一度見返してみたいと話していました。

(記:北垣 幸久)

※参加者内訳
くにびきエコクラブ会員とその家族:16名
くにびき学園同窓ネットワーク会員
 スポンジテニスクラブ : 9名(エコクラブの兼務会員を含めると14名)
 くにびき料理クラブ21: 5名(エコクラブの兼務会員を含めると 6名)
 野波海岸近隣の方   : 3名    合計33名

※取材を受けた報道機関
  中國新聞社松江支局
  山陰ケーブルビジョン
  毎日新聞社松江支局
  読売新聞大阪本社松江支局

資料

登録日時

2021年06月02日 11時06分

更新日時

2021年06月02日 11時06分