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ぼてぼて茶、二度目の体験教室

  ぼてぼて茶
ぼてぼて茶の説明
教えを受けて茶を立てる
参加者から感想と質問

公開期間

未設定

報告内容

ぼてぼて茶は、煮出した番茶(茶の花を含む)を筒茶碗に注ぎ、塩をつけた茶筅で「ぼてぼて」と音をたてながら泡立てて、その中に好みの具材を入れて食する出雲地方の伝統的間食文化。由来は、松平不昧公の時代に飢饉の際の非常食として庶民に広まったという説、奥出雲のたたら製鉄で立ち作業の合間に口に流し込む労働食だったという説など諸説あります。

近年、ぼてぼて茶の習慣は地元でも薄れつつあり、今回の参加者の間でも初体験という人が大半でした。ぼてぼて茶研究会から用意された多彩な具材(漬物、かまぼこ、煮豆、高野豆腐・椎茸の煮物、塩昆布、おこわ)を使い、自ら立てたお茶を3杯、4杯と重ねると、すっかり満腹になりました。

くにびきエコクラブでは、大量生産・大量消費社会に代わる循環型社会の実現に向け、「もったいないの実践」の啓発活動を行っています。適量調理と完食もそのひとつであり、ぼてぼて茶の“手近な材料を上手に使った素朴な滋養食”の特長にもそれと相通じるものを見出しました。 (記:藤井礼子)

資料

登録日時

2020年06月17日 22時06分

更新日時

2020年06月17日 22時06分