各地の学校に赴いて、若い世代に環境問題への正しい理解と積極的な関心を促すこの取り組みは、当クラブの中核活動としてクラブ発足以来10年間近く継続しているものです。
上演した創作劇「宍道湖の夜明け」(山口信夫 作・演出)は、宍道湖のしじみ漁師たちが地球温暖化の進行で将来しじみが採れなくなることを知り、結束して温暖化防止に立ち上がる物語です。劇を通し、地球規模の環境改善のために私たち一人一人が日々の生活のあり方を見直そうと訴えました。
第二部は、参加型学習で「節電」のテーマでは、生徒たちは蛍光灯やLEDなど異なる電気器具の電力量、二酸化炭素排出量を測定・比較する実験に参加し、いずれが環境に優しい器具かなどを実際の数値で確認しました。
また、「ごみ減らし」のテーマでは、児童たちが適切なごみ分別に挑戦しました。
今回学んだことを基に、児童生徒たちには温暖化防止のために自らが家庭の中で何ができるかを考え、具体的な項目を挙げて実践していくことを宿題としてもらい、講座は閉会しました。子どもたちの挑戦に期待しています。(記:藤井 礼子)