■趣旨
超高齢社会の一層の進展、人生 100 年時代にあって、「地域包括ケアの実現」とともに「健康寿命の延伸」が課題となっています。
そこで、本財団では、医師、薬剤師、看護師等の医療従事者、及び介護福祉従事者等の多職種が連携して、「地域包括ケアの実現」「健康寿命の延伸」の推進に寄与する研究を助成します。
■応募資格
①日本国内で研究する個人又は団体、とりわけ、高齢者人口が急激に増加している都市で地域医療従事者等として実際に業務を行っている多職種の皆様の応募を期待しています。
②同一研究内容に関する申請は、1 件に限ります。
③既に本助成を受けた同一個人又は団体が、2 年連続で同一内容の助成を申請することはできません。
④他団体(科学研究費等)から同一内容で助成を受けている、又は助成を申請中の場合は、応募書類に必ず記載してください。
■選考対象・審査基準
(1) 選考対象
「地域包括ケアの実現」「健康寿命の延伸」に関する研究で、実際に行っており、効果を検証しようとしているものを対象とします。
多職種協働の範囲としては、保健・医療・福祉等の従事者間のものに限らず、行政、非営利団体、企業等との連携も可とします。調査に関しては、実践へのアプローチの内容を入れてください。
本財団として期待する研究例は、特に高齢者人口が急激に増加する都市部での在宅医療に関する研究、介護予防などの連携に関する研究、在宅患者の医薬品の適正使用に対応する連携に関する研究、一般の方に広く参加をいただける研究等です。
講演会、ワークショップ等の開催のみでなく、実際の連携活動の推進をしていることを期待しています。
基礎研究に関しては、臨床への展開を記載してください。
(2)審査基準
下記の審査基準により本財団の選考委員会にて審査・選考します。
倫理的配慮のもとに多職種協働の仕組みがあり、助成金の使途が適切で予算計上が妥当であるものを選考対象とします。
具体的には、以下の項目について採点します。
・社会的意義があり、地域社会に貢献するものであること。(社会的意義)
・できるだけ多くの職種と地域住民の協働があり、かつ、その仕組みが優れていること。(多職種協働)
・計画が実行可能であり、成果が期待できること。(今までの実績も参考)(計画の実行性、成果に関する評価)
・独創性があり、新しい試みや豊かな工夫が盛り込まれていること。(独創性)
・継続的な展開を見込め、発展性があること。(継続性・発展性)
■助成の内容
(1) 助成金額
研究分野は、総額 750 万円で、1 件につき 200 万円を限度とします。
※活動分野については、募集要項、応募申請書が異なります。
(2) 助成金の使途
助成対象となった研究に直接必要となる費用に対する助成とします。
代表者等が、実践成果の発表等を行う際の「学会参加費」については、発表を行うために必要な
最低限の費用である場合は助成対象となります。
但し、①~③のものを使途とする助成は対象外です。
①パソコン、デジタルカメラ、ビデオカメラ、プリンター、ソフトウェア、机、椅子、かばん等、通常備えるべき設備備品を購入するための経費。
②申請者及び共同研究者への給与、謝礼金。
③組織等の一般管理費。
(3) 助成対象期間
2025 年 4 月 1 日(火)から 2026 年 3 月 31 日(火)までの 1 年間とします。 (継続も検討予定)
■募集期間
2025 年 1 月 1 日(水)~ 2025 年 2 月 28 日(金)
2025 年 2 月 28 日まで受付いたしますが、2 月 28 日付近の受付は混み合うことが予想されます。
早めの応募をお願いいたします。
■留意事項
詳細については、HPでご確認ください。
■お問い合わせ先
公益財団法人 杉浦記念財団
〒474-0011 愛知県大府市横根町新江 62 番地の 1
お問い合わせ時間(平日 9:00~17:00)
TEL:0562-45-2731 FAX:0562-45-2732
メールアドレス : prize@sugi-zaidan.jp