しまねで「焼畑」を復興する!? なぜ? どうして?
先週開催した「竹に驚く日」を振り返りつつ、今後の展開の中で島根で「火耕」はできるのか。そこにどんな意味や価値があるのか。どうせまっていくか、勉強会を開きます。
講師に島根大学生物資源科学部小池教授。
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【日時】
1月30日(金)
18:30開場
19:00〜20:30(延長の場合21時頃まで)
【場所】
松江市市民活動支援センター(スティックビル)505研修室(松江市白潟本町43)
【参加費】
無料
【定員】
20名
【申込み】
当日直接会場にいらしてかまいません。
が、準備の都合上、URLからメッセージにて参加予定であることだけお知らせいただければ、準備の都合上助かります。
【主催】
NPO法人さくらおろち
担当:面代(オモジロ)
tel&fax.0854−48−0729
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環境といえば、「水」や「土」によってイメージされ、「火」は破壊するものとして、反環境の象徴でした。しかし、近年の知見と、島根におけるある条件が、「火」と環境との共生を物語りはじめています。
ひとつは「里山」と生物多様性の発見です。地球環境の中でも日本や東南アジアのそれは、人の手が入ることでより豊かで確かなものとなる。そういう筋があります。
もうひとつは、再生可能エネルギーの中でしめるバイオマスの可能性です。
島根にはたたら製鉄の持続的経営を可能にしてきた、薪炭林との長い付き合いがあり、「焼く」ことにかけては、本来、他の地域より先進していたはずです。さらに中山間地における人口減少が可能な条件を用意しつつあります。
焼畑は実はとても労働生産性が高く資本回収率が高いものなのです。過疎の山村では「食えない」と、現在の状況をもって言われますが、環境が変化すれば、それに適した自然と人との関わりが新たに生み出せるはず。焼畑はそのひとつの可能性だと考えます。
たとえば、山村における獣害は、収穫を根こそぎ奪われるのみならず、精神的ダメージも大きい。山と里の境界がなくなってしまったことが要因として大きく、一定の開けた土地を農地・住居と山との間に設ける必要があります。「焼き払う」ことで、それが可能になってくるのでは、と。
もっとも、そうそう簡単なことではありませんが、難しいけどおもしそうだから、きいてみよう、首をつっこんでみよう、という好奇心ある方々の参加をお待ちしております。
※このセミナーは、しまね自然と環境財団平成26年度環境保全活動の助成を受けています。