東京の神田明神の御祭神について
私は、出雲神話について勉強していますが、「えびす様」と言えば、「事代主命」と思っていましたら、東京の神田明神では「少彦名命」が「えびす様」となっていました。このようなこともあるのだと言うことを皆様にお知らせしたく報告いたします。
神田明神は正式名称を「神田神社」といいます。
御由緒等によりますと、御祭神は次のようになっています。
一の宮 大己貴命 おおなむちのみこと (だいこく様)
二の宮 少彦名命 すくなひこなのみこと ( えびす様)
三の宮 平将門命 たいらのまさかどのみこと(まさかど様)
1.天平2年(730年)創建の神田明神は「江戸総鎮守」といわれ、徳川将軍から江戸っ子 まで、すべてを守護し、東京都心百八町の総氏神とされています。
2.出雲族の真神田臣が祖先の神大己貴命をまつり、神田の社と名付けた。
3.神田明神が「神田」という地名のルーツといわれる。
4.慶長5年(1600年)徳川家康が神田明神に、関ヶ原の戦いでの戦勝を祈祷するよう命 じ、9月15日の神田明神の大祭神田祭の日に大勝した。
5.とても縁起がよいと喜び、以後絶えることなく神田祭を行うよう命じられ た。
6.元和2年(1616年)4月、江戸城の表鬼門を守護するため現鎮座地に遷りました。
7.江戸時代には神田明神でしたが、明治になって神田神社となりました。