舞台芸術では、作品を通して時間や空間、感情をも共有することができ、特に、乳幼児期の子どもにとっては、それが共有と同調の原体験ともなる。幼児教育や初等教育のみならず、乳幼児期から論理的知能に偏重した学びではなく、非認知能力(社会的知能)をも育むことで、その後の成長段階や、コミュニケーション能力等に大きく変化が生じるということを参加者全員で共有し、舞台芸術のもつ可能性について改めて考えることが出来た。乳幼児にかかわる保育園関係者など参加者からも良い話が聞けたと好評で、今後の当館事業への期待が感じられるものだった。この学びをゼロ歳からを対象とした今後の事業の企画に活かすとともに、しいの実シアターの特色の一つとしたい。
参加者数 41名(目標20名)
劇場スタッフ、専属劇団あしぶえ、演劇祭クルーリーダー、幼稚園・保育園・親子劇場関係者、一般市民等